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* 技術レポート *

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 第3回 Androidサンプルアプリ作成 【2/2】


 作成したアプリケーションに改良を加えていきます。まずは画面に表示される文字を変更してみましょう。

作成済みの「SkeletonActivity」プロジェクト内にある[res]-「values」フォルダ内の「strings.xml」を右クリックします。

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表示されたダイアログ上から「アプリケーションから開く」-「XMLエディター」をクリックします。「strings.xml」の内容が階層化されて表示されるので、「Hello」や「Activity」といった文字列が存在する箇所をダブルクリックで開きます。この「strings.xml」は画面上に表示される文字を司っているファイルなので、任意の文字列に変更することで画面の表示を変更することが可能です。

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「strings.xml」の変更を保存し、「実行」-「実行」-「Android アプリケーション」をクリックしてエミュレータを再度実行すれば、画面表示文字列が変更されたことが確認出来ます。

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次はボタンを追加します。「SkeletonActivity」プロジェクト内にある[res]-「layout」フォルダ内の「skeleton_activity.xml」を右クリックし、表示されたダイアログ上から「アプリケーションから開く」-「Android Layout Editor」をクリックします。

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「skeleton_activity.xml」にはボタン等、画面上に表示されるオブジェクトの定義を行うファイルです。ボタンを追加する為に、「Button android:id="@+id/clear"」で始まり「android:textColor="@color/red"」で終了している行全体をコピーし、その下に貼り付けます。貼り付けた行内の「clear」という文字列を「add」に変更して下さい。

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この段階で「skeleton_activity.xml」を保存すると、エディタの左側にエラーのアイコンが表示されます。それは「add」というIDに対応する文字列が定義されていない為です。[res]-「values」フォルダ内の「strings.xml」を開き、定義済みの「clear」を参考に「add」を追加します。

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次に、「add」ボタンが押された時の動作を記述します。[src]-「com.example.android.skeletonapp」フォルダ内の「SkeletonActivity.java」を開き、定義済みの「clear」を参考に「add」を追加します。

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「SkeletonActivity.java」の変更を保存し、「実行」-「実行」-「Android アプリケーション」をクリックしてエミュレータを再度実行します。追加された「Add」ボタンを押すたびに、表示文字列が増えていけばサンプル作成は成功です。

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 次回は、実際のアプリ作成についてレポートします。

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